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  • 我ら日本原住民 初札の意味を探る 関連して「かいと」とは? (王朝時代の庶民の暮らし向き)
    初札の意味を探る関連して「かいと」とは? (王朝時代の庶民の暮らし向き)今はすっかり廃れてしまったが、東京でも昭和四十年代までは「鉄火場」というやくざの博打場が盛んだった。そこではサイコロの目を当てる単純な「丁半博打」の他に、玄人筋の客には、一般的な「猪鹿蝶」と異なる特殊な絵柄の花札を使う「手本引き」という複雑だが面白い勝負がなされていた。この際「花札の仕掛けは一切御座いません」という証明に、新しい花...
  • 清水次郎長は善玉、黒駒勝蔵は悪玉は真逆 薩長の維新史は信じがたい 勤皇の侠客黒駒勝蔵 幕末暗黒史
      隠された日本歴史清水次郎長は善玉、黒駒勝蔵は悪玉は真逆幕末暗黒史薩長の維新史は信じがたい勤皇の侠客黒駒勝蔵私は戦国史専門だから四世紀前の157O年から考究したい。  「元亀元年」とこの年はいい、姉川合戦で知られ、正月に引馬(曵間)城とよばれていた飯尾連竜の城が、徳川家康によって大増築、「浜松城」となった。と書くと、ただそれだけのことを思われるかも知れないが、実のところ、「近世日本史の幻想」はこ...
  • 江戸の遊廓 吉原と根津の考察
    「根津は東の生駒」といういろは歌留多がある。 今は跡形も無いが昔は浅草観音様の裏手に吉原遊郭があった。  同じように江戸の有名な遊郭として、徳川家康を祀った根津権現の裏の一帯に根津遊郭もあったのである。 さてサンカのセブのことを「勢振り」と恰好をつけるみたいに言うが、その他にサンカ用語でツキコミというのがある。  これは突出して敵の内部に入り込み、情報収集隊のことである。 徳川...
  • 戦国の脅し道具法螺貝 信長の武将 蜂屋頼隆はラッパ出身
    戦国期、戦陣で法螺貝という「ブオウブオウ」と吹き鳴らす大きな貝が在った。これは巻貝の一種だが、日本近海でも獲れるが、大きなものは少ないため、戦国時代、東南アジアや中国から輸入していた。 当時、塩飽衆と呼ぶ瀬戸内海の海賊衆が輸入販売していたが、備中備後に住んでいた唐人たちも大陸から直接取り寄せて売っている者が多かった。だがしかし、尖端に孔を開け、持ち手に唐紐をつけて拵えたからといって、法螺貝というの...
  • 「日本マリファナ考」 四国お遍路は死の行進
      「日本マリファナ考」         四国お遍路は死の行進 マリファナとは大麻の葉を乾燥し樹脂化したり、液体状にしたものだが、日本でも麻薬として使用栽培は禁じられている。 そして現代の常識としてマリファナの日本への流入は、ベトナム戦争の時、米兵が持ち込んで流行させたということになっている。  しかしこんな近代ではなく、かなり古くから日本で栽培されていたという史実が、隠されてはいるが...
  • 遊女とは 遊女は職人 アムステルダムの飾り窓の女 皇室と遊女の関係
    近頃は不倫だとか、主婦売春、少女売春も盛んだという。世の中が不景気になればこうした社会現象が多くなるという分析もなされているが、見方を変えれば、女がその方面で元気になってきた、とも言えるし、社会の倫理や道徳のタガが緩んできたため、日本女性の本性が馬脚を現したとも見られはしまいか。更に女性の犯罪も多くなっているという、統計も出ている。ここで女性犯罪や売春問題を論じる気はないが、一体日本女性とは歴史上...
  • 日本史から見える「悪女」の系譜 大友宗麟 高橋お伝 阿部 定
    日本の悪女とは、誰に対して悪い女かという事がまず命題になる。 男と女はまるで違うのであるから、男にとって思うようにならぬ存在として見れば女で悪女でないのは珍しいくらいのものである。ではその女自身にとって悪いのが、それでは悪女かと云えば、これまたそうでもないらしい。 何しろ女は良い結果は自分の所為にしたがるが、そうでないのは他のせいにするからである(ここは女性には異論の在るところでしょう)では何だろう...
  • 銭形平次誕生秘話 十手の役目 武術を習ったのは捕方だった 十手は道具で武器ではない 居合と抜刀術 の違い 二足草鞋やくざと源氏屋
    本篇は長文である。日頃、通説俗説を常識として信じている向きには、奇異に思われるだろう。しかし、信頼できる史料によって「常識」で解明すると真実が見えてくる。どうか、プリントアウトしてじっくり読んで頂くのも結構と思っている。なお、推敲に間違いがあればお許し願いたい。十手の考案者とその役目について記しておく。十手は、悪鬼邪気を引き拔くとされる千手観音から出た言葉なのである。そして、十手そのものを考案した...
  • 日本的下着褌(ふんどし)にまつわるお話
     現代でこそパンツ全盛で、ふんどしは祭りの時か相撲取り位しかしていない。しかし褌というのは文字通り衣辺に軍(いくさ)と書くようにあれは軍用布である。 ここでは、この褌について考察してみたい。    日本は定期的に歴史ブームだとか言って、沢山の歴史本が出版されている。以前NHKでは「真田丸」が放映され、大変な人気だったという。 しかし、ああいう講談を歴史物として放映する方も問題だが、それを信じて喜...
  • 武家女性史 織田信長はホモだった 信長は女も男も平等に殺した
                          武家女性史  織田信長はホモだった                            信長は女も男も平等に殺した     今でも織田信長に非常に人気があるのは、罰するにしても男女を同等に扱ったからである。というと、いささか不思議に思われるかも知れないが、通俗歴史家...

プロフィール

布衣草莽

このブログの全ての記事は、俗説、通説とは大きく違う。だからこれを「信じられぬ歴史」とし、俗説、通説を天壌無窮のものとするのは自由である。
しかし、調べられる限りの史料、資料を読み解き、出典文献、確定史料は全てあげているばかりでなく、原文その儘を誤解のないよう引用している箇所もある。
だから、もし意外性に驚かれても、疑問をもたれる向きは、どれでも抜き取りで参考資料とつき合わせて確かめて頂きたい。
つまり、これは本当は意外史でも何でもなく、此方のほうこそ正しい真実を徹底的に調べ上げているのである。どうか安心して読んで頂きい。